KickstarterやIndiegogoなどのクラウドファンディングは、アイデアを製品化するための資金を、インターネットを通じて一般の人々から広く募ろうという仕組みだが、このところ風向きが変わってきている。市場での反応を探る「マーケティング」を目的としてプロジェクトが実施されることも珍しくなくなってきた。今回のjamstik+はまさしくその一例だ。jamstik+は2014年にリリースされた前モデルの改良版であり、開発資金を待つまでもなく、製品としてほぼ完成しているようだ。さらに、jamstik+15本分の出資に対して、教育機関へ1本を寄贈しようという試みも興味深い。

jamstik+は5月7日までKickstarterでクラウドファンディング中。記事執筆時点では、目標額の5万ドル（約596万円）に対し、4倍を超える22万ドル（約2622万円）以上を集めている。記事執筆時点では、229ドル（約2万7000円）でjamstik+を1本入手できる（ケースは付属しない）。日本への発送も可能で、納期は2015年の7月の予定だ。