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3Dプリンタ造形物のバリ取りやエラー部分の修正に便利な「Retouch3D」

米国ペンシルベニア州ピッツバーグの3D 2.0が、3Dプリンタ造形物の修正や加工に便利な仕上げツール「Retouch3D」の資金調達をKickstarterで行い人気を集めている。PLAやABSなどの樹脂製フィラメントで3Dプリントした造形物の、サポート部分やエラー部分の除去、表面の仕上げ加工に適しているという。

Retouch3Dのサイズは178.5×30.2×29.0mm、重さは100g。はんだごてのように先端部を加熱し、造型物を溶かしながら作業する。アタッチメントの交換により、1本でさまざま作業がこなせる。アタッチメントは、サポート部分を除去する「Remover」(広範囲用/細部用)、積層痕(段差)を修正する「Refiner」(広範囲用/細部用)、隙間や穴を埋める「Blender」など計5種類だ。

このRetouch3Dは、最近fabcrossで取り上げた「3D Finishing Tool」と同じコンセプトの製品だ。3D Finishing Toolと比較すると、価格は割高(3D Finishing Toolは本体+アタッチメント3種で58ドル)になり、オープンソースベースではない。一方で、コードレスではないため長時間安定して使用でき、持ちやすさや使いやすさを考慮したスマートなデザインが魅力だ。

Retouch3Dは5月4日までKickstarterでクラウドファンディング中。記事執筆時点では、目標額の3万ドル(約357万円)に対して、すでに5万2000ドル(約610万円)超を集めている。記事執筆時点では、179ドル(約2万1000円)でRetouch3Dを1セット(アタッチメント5種を含む)入手できる。日本への発送も可能で、納期は2015年の6月の予定だ。

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