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米Disney Research、フェルトから“柔らかい立体物”を作る3Dプリンタ開発

Walt Disneyの研究開発組織であるDisney Researchはカーネギーメロン大学と共同で、フェルトを使って立体物を作る3Dプリンタを開発したと発表した。フェルト生地をレーザーカッターで切断して層のように重ねて造形する仕組みだ。

開発した3Dプリンタは、フェルト生地を1枚ずつレーザーカッターで立体の断面の形状を切り出し、それらを何枚も層のように重ねて接着して立体を創り出す仕組み。積層工程が終了した後に、手で不要なフェルト繊維を取り除いて完成となる。

動画を見ると分かるが、イメージとしては3Dプリンタというよりレーザーカッターに近い。Disney ResearchのJim McCann氏によれば、造形物の表面を滑らかにしようとフェルト生地を薄くすると、レーザーカッターによる切断工程が増えて総出力時間が長くなってしまうのが悩みという。

1層ずつフェルトをカットしては、熱で溶ける接着剤を使って重ねていく。 1層ずつフェルトをカットしては、熱で溶ける接着剤を使って重ねていく。

Disney Researchとカーネギーメロン大学は2014年にも、毛糸を使って立体物を作る3Dプリンタを発表しており、“3Dプリンタでぬいぐるみを作る”という彼らの挑戦はこれからも続きそうだ。

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