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たった9ドル! 超小型シングルボードLinuxコンピュータ「C.H.I.P.」

米国カリフォルニア州オークランドに拠点を持つNext Thingが、超小型Linuxコンピュータ「C.H.I.P.」のプロジェクトをKickstarterで開始し、爆発的な人気を集めている。価格は驚きの9ドル(約1000円)だ。

40×60mmとRaspberry Pi(Model Bは85.6×56.5mm)よりも二回りも小さな1枚の基板に、512MBのRAM、4GBフラッシュストレージと、1GHz駆動のプロセッサ(Allwinner A13互換)を搭載。Wi-Fi/Bluetooth機能を備え、キーボード、マウスが使え、インターネットにも簡単に接続できる。ディスプレイ出力はコンポジット、アナログRGB、HDMIをサポートして自由度が高い。小さなキーボードと液晶ディスプレイ、バッテリを備えて、C.H.I.P.を差し込むだけでポータブルコンピュータになる専用ケース「PocketC.H.I.P.」も用意している。さらに、ハードウェアもソフトウェアもオープンソースベースであるため、利用可能なアプリケーションが数千にも上るという。

C.H.I.P.は6月2日までKickstarterでクラウドファンディング中。記事執筆時点で、目標額の5万ドル(約599万円)の20倍の100万ドル(約1億2000万円)超を集めている。記事執筆時点では、9ドル(約1000円)でC.H.I.P.を1個入手できる(コンポジットケーブルが付属する)。日本への発送も可能で、納期は2016年の1月の予定。Pocket C.H.I.P.(C.H.I.P.1個込み)なら49ドル(約5800円)で、2016年5月の予定だ。

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