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非常にリアルなカラー3Dプリントができる技術がドイツで開発

ドイツの研究者が、非常にリアルなカラー3Dプリントができる技術を開発した。写真からは本物と見間違うほどの色彩と質感だ。

開発したのは、欧州最大の研究機関であるフラウンホーファー研究所コンピュータグラフィックス研究部門(Fraunhofer Institute for Computer Graphics Research)のAlan Brunton氏らのチーム。3Dプリンタの進歩により積層造型の精度は驚くほど高まってきた。カラー出力が可能な3Dプリンタもあるが、オリジナルが持つ色情報を忠実に再現するのは難しいとされていた。

このような問題を解決するため、Brunton氏らは、インクジェットプリンタが紙にカラー印刷するように、プリントヘッドのノズルから光硬化樹脂を噴射し、ボクセル(立体を3次元の格子点上の小さな立方体の集合で表す際の最小単位で2次元でのピクセルに相当)単位で色を決定できる米Stratasys製3Dプリンタ「Objet500 Connex3」を使用して、出力するオブジェクト全体における各ボクセルの配色をシミュレーションによって決定してからプリントしたところ、本物と見間違うほどの色彩を再現できたという。

これほどにリアルにプリントできるようになったことで、今後、3Dプリンタの用途がますます広がっていくことは間違いないだろう。

※上部に掲載した人の顔とリンゴ、耳の画像のうち、本物はリンゴ4個のうちの3個と右の写真に写っている指で、残りは3Dプリント。 

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