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CNC、レーザー刻印機、3Dスキャナにもなるデルタ型3Dプリンタ「Ares」

Indiegogoに登場した、デルタ型3Dプリンタ「Ares」は、ヘッドモジュールを交換するたけで、CNCミル、レーザー刻印機、3Dスキャナとしても使える複合機だ。開発したのは中国の武漢に拠点を置くEasy Arts。3Dプリンタだけを使うなら399ドル(約4万9000円)からと安価だ。

ハードウェアもソフトウェアもオープンソースベースで、コントローラにRaspberry Piを利用することで、コストを大幅に抑えたという。

Aresの3Dプリンタとしての仕様は、本体サイズが300×300×670mm、最大造形サイズは直径190×高さ210mm、最小積層ピッチは50μm、フィラメントはPLA(推奨)とABSに対応。CNCミリングマシンとしては木材、石膏および発泡スチロールの加工が可能。レーザー刻印機としては、レーザー出力は300mW、波長は405nm(青紫)で、紙、木材およびプラスチックに対応。Wi-Fi経由でスマートフォンでAresを遠隔操作したり、動作中の様子をカメラでモニターしたりすることもできる。

AresはIndiegogoでクラウドファンディング中。記事執筆時点で、目標額の8000ドル(約99万円)に対して、2万5000ドル(約300万円)超を集めている。記事執筆時点で、399ドル(約4万9000円)でAresの3Dプリンタのみの基本セットを1組入手できる(CNCミル、レーザー刻印機、3Dスキャナのヘッドモジュールは各50ドルで追加が可能)。日本への発送は可能だが、送料は要問い合わせ。出荷開始は2015年の10月の予定だ。 

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