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ヤフー、IoT関連のAPIを集約した「myThingsプラットフォーム」を提供

IoT(Internet of Things)を活用した製品・サービスの開発を支援するため、ヤフーはIoT製品やWebサービスのAPIを集めた事業者向けプラットフォーム「myThingsプラットフォーム」を提供すると発表した。

myThingsプラットフォームのコンセプトは、「Connect Everything(全てをつなげる)」。同プラットフォーム上にあらかじめ用意されたAPIを組み合わせることで、「最高気温が高い日の朝は、エアコンを自動的に起動」「ユーザーの眠りを感知したら家電の電源を切る」「帰宅時、最寄駅に着いたら自宅の照明をつける」といった機能を、今後は簡単に実現できるようになるという。

他にも同プラットフォームを利用することで、事業者側も自社製品・サービスのAPIを他事業者に向けて公開可能に。他事業者がそのAPIを活用した製品・サービスなどを開発していくことで、本来想定していなかった付加価値が生まれることを期待できるとしている。

ヤフーは当面、一部の事業者に向けて個別に同プラットフォームを提供し、協力して新製品・サービスの開発に取り組んでいく計画。将来的には、大企業から中小企業、個人まで、あらゆる事業者・開発者向けにオープン化し、IoT分野を盛り上げていきたい考えだ。

また、ヤフーは同プラットフォームを発表した2015年7月27日に、同プラットフォームを使って開発したスマートフォンアプリ「myThings」も公開。さまざまなAPIを組み合わせて設定していくことで「熱中症予防のため、インターネット接続した室内温度計が一定温度を超えたら、メール通知する」といった機能を利用できるようになる。 

さらに同アプリは、IDCフロンティアが提供するIaaS型クラウドサービス「IDCFクラウド」とも連携。IDCFクラウドを利用することで、同アプリと自作IoTデバイスを連携させることも可能になる。

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