新しいものづくりがわかるメディア

RSS


トウモロコシを原料にした、柔軟で熱にも冷気にも耐える生分解性フィラメント「WillowFlex Filament」

トウモロコシから作るデンプンを原料にした、柔軟性に富み、日常生活で使う熱や冷気に耐える「WillowFlex Filament」が、Kickstarterに登場した。廃棄時は土に埋めると1年ほどで分解され土に戻るという。

原料である、遺伝子組み換えでないトウモロコシから作られたデンプン(コーンスターチ)は、ダンボールや製紙など工業用途のほか、ビールの醸造や水あめ、ブドウ糖などの糖化原料にも用いられている。ほとんど無臭で、人体への有害な影響はない。

WillowFlexは熱/冷気に耐性があり、100度以上の温度に耐えられるため、マグカップにして熱湯を注いだり、サンダルにして熱したアスファルトの上を歩いたりしても変形することはない。また、マイナス15度の冷気にも繰り返し耐えるため、製氷皿に使うことも可能だ。ゴムのような柔軟性を持つため、バッテリやディスプレイなど工業用途での利用も期待できるという。

堆肥に混ぜて埋め、6カ月経過した状態。 堆肥に混ぜて埋め、6カ月経過した状態。

3Dプリンタにおける設定温度は175~185度、推奨造形速度は毎秒50~70mm。フィラメント径は1.75mmだ。非加熱式プリントベッドでの利用となる。WillowFlexを開発したのはドイツのベルリンにあるBioinspiration。同市の3dk.berlin、アメリカのカンザス州に本拠を置くGREEN DOTが協力している。

フィラメントのカラーバリエーションは、肌色のほか、緑や赤など10色から選択可能。10色のうち5色は、今後の投票により決定する。

価格はSサイズ300gが26ユーロ(約3500円)、Mサイズ500gが41ユーロ(約5600円)、1kgが82ユーロ(約1万1000円)。それぞれ3個や5個セットでの割引価格もある。

Kickstarterでのプロジェクト目標額8450ユーロ(約115万円)に対し、記事執筆時点で6000ユーロ(約81万円)超を集めている。出荷については、2015年10月ころを予定している。 

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

今人気の記事はこちら

  1. Arduino互換でカスタマイズできる——手のひらにのる犬型ロボット「Petoi Bittle」
  2. 趣味から仕事まで使える!Raspberry Pi(ラズパイ)の使い方とオススメキット
  3. 研磨しやすいPLA——APPLE TREE、3Dプリンター用フィラメント「MODERA:PLA」発売
  4. Formlabs、大型造形可能な歯科用3Dプリンター「Form 3BL」と後処理用のアイテム2種を発表
  5. アマビエが手洗いを見守るキットをM5stackで作る
  6. テクダイヤと久宝金属製作所、FFF方式3Dプリンター用0.1mm径ノズルを開発
  7. 両手がふさがっていてもスマホが操作できる——舌を使ったインタフェース「[in]brace」
  8. ラズパイとの違いは? 初心者向けArduinoの使い方とオススメキット
  9. キャリブレーション不要ですぐに使える——プロ用デスクトップ3Dスキャナー「Polyga Compact S1」
  10. 「タオバオ」に挑戦したけど異文化に揉まれて何も買えませんでした——失敗から学ぶ、ネットショップで使える中国語10選

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る