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中野区で3DプリンタとIoT関連のアイデアを募るビジコン開催

中野区産業振興推進機構(ICTCO)が、3Dビジネスのアイデアを発掘するためのコンテスト「3D-Business Digging Festival」を新たに開催する。第1回目となる今回のテーマは「3D Printer of Things」。8月24日17時まで書類選考用の提案書を募集中だ。

今回のビジネスアイデアコンテストでは、3DプリンタとIoT(Internet of Things)を絡めて、3Dデータとモノをつなぐビジネスアイデアを募集。数年後に世界中で3Dプリンタを持つ個人が増え、「3Dデータをアップすれば、世界中で一斉にプリントできることも夢ではない時代」「1時間でプリントできる部品は、世界で10億人がプリントすれば、1時間で10億個できる時代」が訪れたときに有望なアイデアを広く募集するとしている。

 アイデアの内容は3Dプリンタに関連していれば、工業用・個人用などの3Dプリンタの種類は問わない。「3Dプリンタを使ったビジネス」「こんな使い方をすると、人々の生活が便利になり、生活が楽になることで、人々が集まる」「これまでに無い3Dプリンタをつくりたい。さらに、それを使ってこんなビジネスがしたい」といったアイデアの方向性が例示されているが、最終的にはビジネスとして成立する内容であることが求められている。
なお、ICTCOでは本コンテストと関連する取り組みとして、3D関連の技術を生かしたビジネスアイデアを持つ人の起業を支援する「ICTCO起業支援プログラム」を立ち上げている。アイデアを実際に試作して形にしてみて、うまくいけば起業まで支援するというもの。今回集まったアイデアの中に優れたものがあれば、同プログラムの下、アイデアをビジネス化するための支援をする考えだ

8月24日まで応募者を募り、その後、書類選考によって10組まで絞り込む。選ばれた10組は8月29日に開催される最終選考会に参加し、自分たちのアイデアを20分間プレゼンテーション。「ビジネス性」や「実現性」といったビジネスになるアイデアであるかという点、さらに「意表性」「意外性」「そこまでやるか」といった中野独自の審査基準から評価されることになる。

最優秀と評価されたアイデアの提案者には、ビジネス目的の試作費用として最大100万円を提供。2位のアイデア提案者には3Dプリンタ1台(5万円相当)とICTCOゴールド会員権(18万円/年相当)を、3位のアイデア提案者にはICTCOシルバー会員権(6万円/年相当)を用意している。

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