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ラピスセミコンダクタ、Raspberry Pi用920MHz帯無線モジュール「Lazurite Pi Gateway」発売

ラピスセミコンダクタは、環境/農業/工業などのセンサネットワークに適した920MHz帯域の無線通信を行えるRaspberry Pi用無線モジュール「Lazurite Pi Gateway」を発売した。センサノードのデータをRaspberry Piに送り、Wi-FiやEthernet、3G/LTE回線などを使ってインターネットサーバに送ることができる。

920MHz帯域は、2012年の電波法改正によって特定省電力無線として利用できるようになった周波数帯で、既存の無線通信との干渉を起こしにくく、低消費電力ながら長距離のデータ通信が可能という利点を持つ。HEMS(Home Energy Management System)、BEMS(Building Energy Management System)、FEMS(Factory Energy Management System)などでの利用が検討されている。

Lazurite Pi GatewayはRaspberry Piと組み合わせることで、省電力と通信距離に利点を持つ920MHz帯域とインターネット回線のゲートウェイを簡単に作ることができる製品。Lazurite Pi Gatewayを使って無線通信を行うためのドライバソフトウェアやアプリケーションソフトウェアは、LazuriteシリーズのWebサイトからダウンロードできる。アプリケーションソフトウェアはRubyとPythonの2種類の言語で書かれたサンプルプログラムを公開しており、データ加工やサーバへのデータ保存など、用途に合ったプログラムに変更/追加できる。また、Lazurite Pi Gatewayの回路図や基板レイアウトも公開している。

Lazurite Pi Gatewayは、販売代理店であるアールエスコンポーネンツ、チップワンストップ、コアスタッフが販売し、1個から購入できる。 

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