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コートテック、光造型3Dプリントの仕上げに適した小型UV照射器を発売

UV(紫外線)コーティングシステムの製造販売を行うコートテックは、紫外線硬化型樹脂で造型された3Dモデルの仕上げやUV塗料の硬化に適した小型UV照射器「MD-W100」を9月30日に発売する。

UV塗料は主に試作行程の下地処理、家具のUV塗装、床フロアのUVコーティング施工などに使われている塗料で、紫外線を当てると短時間で硬化する。3Dプリンタで造型した試作品の仕上げ材としての需要も高まっており、同社は2015年3月に3Dプリンタ造型物向けの仕上げ材としてUV塗料「MDシリーズ」を発売している。

従来のUV照射器は点灯後に紫外線が出るようになるまで時間がかかっていたが、今回発売するMD-W100は点灯後すぐに紫外線を出すことが特徴だ。MD-W100を利用することで、紫外線硬化型樹脂を使った光造形方式3Dプリンタ造型物の表面上のネタ付きを、UV照射によって硬化させて解消できる。また、各種3Dプリンタによる造型物の積層痕や細かい穴などを、下地処理用のUVパテや下地用UV塗料などを使って短時間に平滑に仕上げたり、吸い込みを止めたりできる。下地処理をした後にさらにUVクリア塗装をすることで、耐熱性、耐薬品性、耐摩耗性を高めることもできるとしている。 

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