ニッポー、デュアルヘッド3Dプリンタ「NF-700D」をスライサーソフト「Cura」日本語版に対応
2015/10/06 16:15
オフィス向け機器メーカーのニッポーは、2015年7月に発売したデュアルヘッド搭載3Dプリンタ「NF-700D」がスライサーソフトウェア「Cura」日本語版を正式対応したと発表した。Cura日本語版はニッポーのWebサイトから無償でダウンロードできる。
NF-700Dは高い剛性のボディに、新規開発した小径ノズル(0.4mm)を備えたプリントヘッド2つを搭載した3Dプリンタ。ABSやPLAフィラメントと、ポリエステル系エラストマーフィラメントといった異なる材料を組み合わせた造型が可能で、造型物とサポート材とという組み合わせにすれば複雑な形状も造型できる。外形サイズは490×490×473mm、重さは20kg。最大造型サイズは160×190×150mmで、最小積層ピッチは50μm。使用できるフィラメント材はABS、PLA、PVA、SB、TPC。同社Eコマースサイト「ニッポー3Dダイレクト」における販売価格は32万1840円(税込)。
スライサーソフトウェアは、3Dモデルデータを3Dプリンタでプリントできるよう変換するソフトウェア。Curaは、Ultimakerが開発したスライサーソフトウェアで、世界中で広く利用されている。簡単に取り除くことができるサポート材を生成でき、きれいな造型が可能という。NF-700Dにはもともとスライサーソフトウェアの「Slick3r」が付属しているが、Cura日本語版と使い分けることで造型の選択肢が広がるという。Slick3rと用語を統一して、ユーザーに分かりやすくしている。