「スタンダードを上げる」とうたうFDM方式の高機能3Dプリンタ「Raise3D」
2015/10/19 15:45
「3Dプリンティングのスタンダードを上げる」とうたう意欲的な3Dプリンタの新製品「Raise3D」のプロジェクトがKickstarterで始まった。記事執筆時点で目標額の4倍を大幅に上回る23万ドル(2746万円)以上を集めている。
Raise3D はFDM(熱溶解積層)方式。公開されている仕様によれば、最小積層ピッチが10μm。PLA、PLA+、ABS、PC、PETG、R-flex、TPU、HIPS、Bronze-filled、Wood-filledといった10種類以上のフィラメントに対応。Wi-Fi/Ethernet経由でプリント指示を出したり出力の様子をモニターしたりできる。7インチタッチパネルディスプレイや電源遮断後のプリント再開機能などを搭載し、使い勝手良く仕上げたという。
Raise3DはKickstarterで11月14日までクラウドファンディング中。最大造型サイズの異なる3種類のモデルがあり、記事執筆時点では早期割引が適用された価格で「N1」(203×203×203mm)は1199ドル(約14万3000円)、「N2」(305×305×305mm)は1749ドル(約20万9000円)、「N2 Plus」(305×305×610mm)は2199ドル(約26万3000円)でそれぞれ1台入手できる。日本への出荷は可能だが、送料は要問い合わせ。納期は2016年1月以降の予定だ。