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オープンソースのスタイリッシュなフィラメント製造器「Felfil Evo」

使用済みフィラメントくずや役目を終えた造形物を原料として、新しいフィラメントに再生する装置「Felfil Evo」が、Kickstarterで資金調達を開始した。開発元はイタリアのトリノに拠点を置くCollettivo Cocomeri。フィラメントコストや環境負荷の問題を解決することを目指して開発したという。

Felfil Evoの使い方はとても簡単で、材料となる使用済みフィラメントくずや造型物を材料投入口に入れ、ボタンを押せば1.75mm、2.85mmまたは3mm径の新しいフィラメントが押出成形される仕組み。もちろん使用済みフィラメントだけでなく、(通常のフィラメント原料の)プラスチックペレットからもフィラメントを製造できる。コントローラにArduino互換ボードを利用することで、コストを抑えたという。オープンソースでもあり、最初のプロトタイプのファイルは専用サイトからダウンロード可能だ。

Felfil EvoはKickstarterで11月7日までクラウドファンディング中。記事執筆時点では目標額の3万ユーロ(約400万円)に対して、およそ3分の1の約1万9000ユーロ(約257万円)を集めている。Felfil Evoには提供形態の異なるバリエーションがあり、記事執筆時点では、自分では入手の難しい部品のみをセットにした上級者向きの「BASIC KIT」が200ユーロ(2万7000円)、完成に必要なすべての部品がセットになった「COMPLETE KIT」は360ユーロ(4万8000円)、完成品は390ユーロ(5万2000円)で入手できる。日本への出荷は可能(送料は要問い合わせ)。発送開始は2016年の5月の予定だ。 

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