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オリジナルマインド、木工専用のCNC組み立てキット「KitMill MOC900」を発表

CNCなど工作機械の開発製造販売や中古メカトロニクス機器の販売を手がけるオリジナルマインドは、木材加工専用のCNCフライス組み立てキット「KitMill MOC900」を発表した。価格は49万8000円(税込)。同社Webサイトで今秋発売の予定。

これまでオリジナルマインドのCNCは軽金属用に開発してきたが、新製品のKitMill MOC900は、初めて木材加工専用に開発した製品。大きな木板を使った作品が作れるよう、加工範囲は900×560mmで同社製品として最大だ。加工時に発生する切りくずを吸い取って集める集塵オプションも用意している。加工機の土台として、市販の作業テーブルを使うことで、この加工サイズのCNCとして低価格ながら強度と耐荷重を確保した。スピンドル部分を端に寄せれば作業用テーブルとしても使え、CNCが占有するスペースを有効利用できるとしている。

スピンドル部分の案内機構にはリニアガイドを使用。リニアガイドはフレームやテーブル裏面に配置して、加工時に発生する粉じんがかかりにく構造としている。Y軸のリードスクリューを左右に1本ずつ配置して、機械的に同期させているため、モーターを2個使用するタイプと比べて左右の同期が崩れにくく、起動時に確認や調整を行う必要がない。

なお、切削条件を整えればアルミなどの軽金属加工も可能だが、設計上は金属加工への配慮はしていないとしている。

KitMill MOC900のテーブルサイズは750×1200mm、重さは65kg。ストロークは574×910×56mm、加工できる材料の高さは105mm(集塵オプションを付けた場合は55mm)。加工可能な材料は、木材、樹脂、FRP、アルミ合金全般、真ちゅう。スピンドル回転数は毎分7300回転(高速用プーリー装着時は毎分1万3000回転)。電源は100V、消費電力は200W。 

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