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ビズライト・テクノロジー、Raspberry Pi 2を使った乾電池で動くIoTゲートウェイを開発

ビズライト・テクノロジーは、「Raspberry Pi 2 Model B」を使ったIoTゲートウェイ「BH2」と、その乾電池で動作するモデル「BH2 Lite」を開発した。

ビズライト・テクノロジーは2015年6月に、「Raspberry Pi Model B+」をベースに産業用として安定的に使うための機能を備えた「BH1」を発売したが、Raspberry Piで開発したプロトタイプをそのまま業務用に利用できる点が評価され、大きな反響を得たという。Raspberry Pi 2 Model B搭載とバッテリ駆動といった要望を反映して開発したのがBH2とBH2 Liteだ。

BH2では、大容量コンデンサを追加してRaspberry Pi 2 Model Bが正常にシャットダウンプロセスを終えるまでの30秒間の動作を保証するほか、ボタン電池でバックアップする時計機能(RTC)を搭載し、リアルタイム管理が必要なアプリケーションを利用できる。なお、BH2 Liteは大容量コンデンサの代わりに単三形乾電池を使用しており、停電時に単三形乾電池だけで最大3時間稼働できる。 

Raspberry Piの弱点である電源の不安定さ対策として、内部にレギュレータを搭載して独自電源からRaspberry Piのピンヘッダに5V電源を供給するほか、熱対策としてCPUに放熱デバイスを装着して熱を金属ケースに逃がすようにした。さらにグランド処理やケーシングなどによって耐ノイズ性能を大幅に改善した。

産業用途として要求される電源スイッチおよび電源スイッチと連動するシャットダウン回路、ディスプレイ足で設定などに利用する汎用スイッチ(5つ)も追加している。

BH2/BH2 Liteの価格はオープン。11月18~20日に開催される「Embedded Technology 2015/組込み総合技術展」(パシフィコ横浜)の同社ブース(D-36)で展示する。 

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