Lunavast、フルカラーの3Dプリントを可能にするDIYキット「CrafteHbot」受注開始
2015/12/24 07:00
エイジアネットは、自社の運営するオンラインストア「Lunavast(ルナヴァースト)」にて、フルカラー3DプリンタのDIYキット「CrafteHbot」の受注を開始した。出荷開始は2016年2月25日を予定している。
CrafteHbotは、組み立て式のFFF(熱溶融積層法)3Dプリンタに、インクジェットカラープリンタを組み合わせた構造。まず3Dプリンタで立体を造形し、その後に造形物を回転させながら表面にインクジェットプリンタで着色することで、フルカラー立体造形物の作成を可能にした。インクジェットプリンタでの着色には、特許出願中の「Direct to Objectテクノロジー」が使われている。
その他の特徴としては、振動を抑えて高精度の高速出力を可能とする高剛性アルミフレームを使用。エクストルーダーにはBondtech QR ダブルドライブギアを採用し、ギアのスリップで材料フィラメントが削られる欠点を解消した。
制御エレクトロニクスには32ビットCPU搭載のArduino Dueを採用。サポート材の出力にセカンドエクストルーダーを使用することで、複雑な造形物の出力にも対応できる。
対応OSはWindows 7。サイズは130×70×70cmで、重量は30kg。価格は32万4000円(税込)となっている。
なお、キットにはインクジェットプリンタが付属されていないため、指定の市販インクジェットプリンタを別途入手(Lunavastでも購入可能)し、分解、改造する必要がある。