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Cerevo、「XON」ブランドのIoTロードバイクと自転車IoT化装置を発表

ネット接続型家電の企画・開発を手掛けるCerevoは、スマート・スポーツ用品ブランド「XON(エクスオン)」シリーズの新製品として、3Dプリントで製作したオーダーメイド・フレームを用い、各種センサを内蔵してIoT化したロードバイク「ORBITREC(オービトレック)」と、既存の自転車をIoT化する計測・通信装置「RIDE-1」を発表した。

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ORBITRECのフレームは、チタン焼結型3Dプリント技術とカーボンファイバーチューブを組み合わせて製造することで、オーナーの体に最適なサイズへと短時間かつ安価に仕上げられるという。納期は最短で1カ月、7000ドル(約84万円)以下の価格で製作可能だとしている。

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フレームダウンチューブには9軸センサ(加速度、角速度、地磁気)、温度、湿度、気圧、照度、GPSなどのセンサを搭載。走行中の場所や速度、傾きやフレームの衝撃などの情報を取得し、GPSによる走行ログと組み合わせ、走行状態を分析できる。

また、BluetoothとANT+を搭載したことで、他のデバイスやサービスと連携可能。走行中に転倒や遅れが発生した場合に仲間へSMSで通知したり、ビッグデータ分析機能と連携して転倒発生率が高い場所が近づくとプッシュ通知で注意を促したりすることも可能となる。

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RIDE-1は、既存の自転車にこのようなデータ分析機能を付加してIoT化するユニット。XONシリーズの第1弾として発売されたスマート・スノーボードバインディング「SNOW-1」に続いて、既存のスポーツギアをIoT化する製品となる。

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SNOW-1は、足裏加重測定用センサを各足4カ所、スノーボードに曲げセンサを貼ることによって、加重とボードの状態を走行状態とともに可視化する装置。RIDE-1も同様に、市販のロードバイクやクロスバイクにセンサを装着することで、ORBITRECと同等の機能を追加できる。

ORBITREC、RIDE-1は共に2016年春に発売予定。価格はORBITRECが7000ドル以下、RIDE-1が300ドル(約3万6000円)以下を予定している。いずれも2016年1月6日よりアメリカで開催中の「CES 2016」において実機を展示している。

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