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Makers' Baseが台北市と提携、ファブ施設の立ち上げ支援へ

東京都目黒区と北海道札幌市でファブ施設Makers' Baseを運営するMakers'は、台湾台北市と提携し、同市にある「松山文創園区」内にオープン予定となっているファブ施設の立ち上げを支援することを明らかにした。これは、現在来日中の柯文哲台北市長が目黒区のMakers' Baseを視察した際に、Makers'から発表されたものだ。

松山文創園区は、1937年に建てられた煙草工場の跡地を再利用した施設。6.6ヘクタールの敷地内に飲食店や、ギャラリー、展示場などが入居するスポットだ。

台北市は旧煙草工場だった施設内にある約900平方メートルのスペース内に、工作機械が利用できるシェアオフィスを作る予定。台北市の機関が運営し、Makers'は機材選定や室内のプロデュース、スタッフの育成などを支援する。

photo 目黒のMakers' Baseを視察後、会員が制作した作品を受け取る柯文哲台北市長。視察には約60名の台湾メディアも帯同した

オープンは2016年6月を予定。同年10月ごろには国内2拠点のMakers' Base会員とのコラボレーション・イベントの開催も検討している。

Makers'の松田純平COOによると、「企業だけでなくクリエイターや個人の作品を産業として成立させたい」という相談を台北市から受けたことがきっかけとなり、今回の提携につながったという。

Makers' Baseは2013年に東京、2015年に札幌でオープン。施設利用、ワークショップの開催、オーダー製作の3つのサービスを提供している。直近では新宿伊勢丹や日本橋三越に期間限定で出店し、ワークショップや作品販売をするなど、外部とのコラボレーションも積極的に進めている。

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