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リコーがヘルスケア事業に参入——バイオ3Dプリンタや3次元マルチ分光カメラなどを開発

リコーは、産業用インクジェットプリンタで培った技術を活用したバイオ3Dプリンタや3次元マルチ分光カメラの開発などを通して、ヘルスケア分野に事業参入することを発表した。その一環として、画像診断装置事業の事業展開/研究開発を加速するため、横河電機から脳磁計事業を譲り受ける。

同社はこれまでにも、ヘルスケア分野に関するさまざまな機器の開発を行ってきた。重点領域のひとつとするバイオメディカル領域では、nano tech 2016に出展されたバイオ3Dプリンタがある。これは、生体細胞と細胞用インクを混合して吐出することで、自由にデザインしたヒトの組織モデルを構築できるというもの。ヒトの生体機能を体外で再現することで、医療の安全性評価や創薬への支援が期待されている。

また、メディカルイメージング領域では、3次元マルチ分光カメラと生体磁気計測装置(脊磁計)を開発する。nano tech 2015に出展された3次元マルチ分光カメラは、被写体がもつ分光情報を取得することができるカメラ。波長に対する光の強度分布(スペクトル)や色度をリアルタイムに算出して、必要な分光情報を高精度に取得できるものだ。例えば鼓膜の状態など人体の見えにくい部分でも正確な色情報とともに可視化できる。

生体磁気計測装置(脊磁計)は、神経活動により生じる生体磁気を可視化するものだが、横河電機から事業譲渡を受ける脳磁計も原理的には同じだ。神経活動によって脳から生じる磁気をとらえて脳の状態を把握するものとして、てんかんの診断などに活用されている。

同社は今後、ヘルスケアIT、メディカルイメージング、バイオメディカルの重点領域で、500億円規模の事業の拡大を目指すとしている。

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