カブク「Rinkak」とパルコ「BOOSTER」がコラボ——店舗連動型クラウドファンディングで3Dクリエイターを支援
2016/04/25 17:00
3Dプリントプロダクトのマーケットプレイス「Rinkak」を運営するカブクと、クラウドファンディングサービス「BOOSTER」を運営するパルコが連携して、店舗連動型クラウドファンディングによる3Dクリエイターの育成支援プロジェクトを立ち上げた。
プロジェクトでは、カブクとパルコが共同で3Dプリントクリエイターを発掘し、BOOSTERのクラウドファンディングで制作資金を調達。資金調達に成功した作品は、Rinkakが3Dデータと製作工場をマッチングするクラウドシステムで製造をサポートし、継続的に販売する。
さらに資金調達に成功したプロジェクトのうち、諸条件が合致した作品については、パルコ店舗およびパルコが運営するセレクトショップ「ミツカルストア」での販売を検討する。
これにより、クリエイターは初期投資なしで作品の製作が可能になり、在庫リスクを負わずに製品を提供できる。実店舗で販売できれば、作品アピールの機会が飛躍的に増加することになる。
「Rinkak × BOOSTER」プロジェクトの第1弾となるクリエイターは、UTB氏に決定。UTB氏のファッション プロダクツブランド「Free-D」の起業支援プロジェクトをBOOSTERで開始した。
Free-Dでは「未来のスタンダードなモノづくりを日常に落とし込む」をコンセプトに、プラスチック素材を柔らかく変形できるようにする「オーセチックパターン」を使って、指輪やバングルやネックレスといった女性向けアクセサリー、ボウタイ、iPhoneケースを3Dプリントで制作し、提供していく予定だ。 さらに第2弾アーティストとして、吉田真也氏が決定している。
今後も引き続き、「Rinkak × BOOSTER」ではプロダクトの創出や販売機会を提供し、よりよいものづくり環境を用意することで、3Dクリエイターを支援するとしている。