宇宙にまいど!——大阪にロケット発射基地を作るプロジェクトがスタート
2016/05/18 08:00
創機システムズは、パルコとミュージックセキュリティーズが共同運営するクラウドファンディング「BOOSTER」にて、教育用のロケット基地を作るプロジェクトの出資者募集を開始した。
同社は、東大阪にてロケット関連機器の製品開発/販売を行っている。動画は「夢をあきらめない」というメッセージを伝えるためにUHA味覚糖と共同で行った、世界初のキャンディでハイブリッドロケットを飛ばす「Candy Rocketプロジェクト」だ。
今回のプロジェクトは、「物事を多面的にとらえ、要素技術だけではなく、システム全体を理解する技術」を習得した人材の育成を目指し、教育用ロケットの開発、発射、人材教育拠点を大阪に作るというもの。宇宙開発を身近なものにしたいという思いから、プロジェクト名は「宇宙にまいど!大阪にロケット発射基地をつくりたい!」としたという。
同社が使用するモデルロケットは全長約 180cm、直径 15cm、重さ約 7kg、ゴムを酸素と亜酸化窒素で燃やして推進力を得るハイブリッド燃料を使用する。高さ約 200mまで打ち上がり、最大高度でパラシュートと模擬衛星を射出、安全に回収できる仕様だという。
出資者募集期間は2016年5月16日から2016年7月10日までで、目標金額は200万円。5万円の出資者にはロケット打ち上げ合宿参加チケット、10万円の出資者にはロケットランチャーに銘板を取り付ける権利、20万円の出資者にはオーダーメイドロケットをつくって発射する権利といったリターンを予定している。