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HP、同社初となる3Dプリンタ「Jet Fusion 3D」を発表

HPは、同社初の産業用3Dプリンタ「Jet Fusion 3D」を発表した。新たなビジネスソリューションの提供開始に伴い、NikeやBMW、Autodesk、Johnson & Johnsonなどの企業とパートナーシップ契約を結んでいることも発表した。

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HPは2014年10月下旬に、3Dプリンタ業界への参入を表明。2Dプリント技術を活用した新技術「マルチジェットフュージョン」を発表した。同社によれば、販売価格10万~30万ドル(約1100~3300万円)のレンジにある他社のFFF/SLS方式のプリントソリューションと比較して、高い品質のパーツを最大10倍のスピードと半分のコストで生産できるという。

Jet Fusion 3Dには3200と4200の2モデルがある。最大造形サイズは406×305×406mm、XY軸解像度は1200dpiだ。1時間あたりのプリント速度は3200モデルが3500cm³、4200モデルでは4500cm³、積層ピッチは3200が80~100μm、4200が70~120μmとなる。同社によると、3200はプロトタイプ製作に適したモデル、4200はプロトタイプ製作に加えて小ロットの最終製品の製造ニーズに対応しうるモデルという位置づけだ。

本体寸法は両モデルとも2178×1238×1448mm、重量は730kgとなる。

本体価格は3200が13万ドル(約1430万円)、出荷開始時期については、4200は今年後半、3200は2017年からを予定している。販売地域は北米とカナダ、ヨーロッパの一部のみだが、2017年後半には日本への出荷を開始する予定だ。

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