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コンクリート部材造形用3Dプリンタ市場が年平均15%強で急成長——米調査会社が予測

米調査会社Markets and Marketsが、建築コンクリート部材造形用3Dプリンタの市場予測を発表した。同社のレポートによると、同市場は2021年まで年平均成長率(CAGR)15.02%で急拡大するという。

Markets and Marketsは、2015年に2450万ドル(約26億6300万円)だった建築コンクリート部材造形用3Dプリンタ市場が、発展途上国における急速な都市化や工業化を背景に、2021年には5640万ドル(約61億3000万円)に成長すると予測した。

経費節減や環境問題に対する関心の高まりも同市場を押し上げる要因だと指摘。同社によると、建築コンクリート部材造形用3Dプリンタは従来の建築工法に比べて、建設廃棄物を30~60%、生産時間を50~70%、人件費を50~80%削減できるという。

特にアジア太平洋地域の場合、環境負荷の低減に寄与するサステナブル建築に対する関心の高まりや、中国やインドにおける都市人口の増加などが市場拡大の主な要因になるとしている。

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