液剤の吐出量を設定できる小型電動ディスペンサー「I-EXTRUDER」
2016/06/07 17:30
USB電源で作動し、シリンジ(注射器)にセットした液剤の吐出時間やスピードが調整できる小型電動ディスペンサー「I-EXTRUDER」のプロジェクトがKickstarterに登場した。クリームはんだ、接着剤、シリコン、シーラント、グリース、潤滑液などの液剤に対応している。
開発元によると、従来のシリンジを使った手作業は効率的ではなく、コンプレッサを使った場合でも、吐出量が一定しない、コンプレッサが邪魔でうるさいなどの問題があった。そこで、USBから給電し、ステッピングモータを使って静かで正確に吐出できる小型電動ディスペンサーI-EXTRUDERを開発したという。
使用方法は、容量10mlの専用シリンジを本体に装着し、「Forward」ボタンを押すと液剤を吐出する。「Reverse」ボタンを押せば、吸い戻したり、吐出後の液だれを防いだりできる。吐出時間、モード、スピード、吸い戻し量などの設定が可能で、10パターンまで保存できる。電源はmicroUSBポートから0.5A以上を供給する。
I-EXTRUDERはKickstarterで7月19日までクラウドファンディング中。現時点で、5万4000ユーロ(約660万円)の目標額に対し4000ユーロ(約49万円)以上を集めている。
専用シリンジ×5、ニードル/ノズル×24、電源用USBケーブルが付属するスターターパックの価格は119ユーロ(約1万4500円)で、12月の出荷を予定している。今なら早期割引適用分を89ユーロ(約1万800円)で入手できる。送料19ユーロ(約2300円)で日本への出荷も可能だ。