新しいものづくりがわかるメディア

RSS


Podea、パーソナルレーザーカッター「Podea-01」に3Wモデルを追加

Podeaは、アルミ製ボディや排気ファンなどを標準装備した、手ごろな価格のパーソナルレーザーカッター「Podea-01(Type-F)」(3Wモデル)を同社Webサイトで発売した。価格は11万9800円(税別)。今後、さらに出力を上げた6Wモデルも準備している。

Podea-01は、半導体青色レーザー発振器を搭載し、A4サイズの加工エリア(320×220mm)を持ち、アルミ製外装ボディを備えながら軽量に抑えた小型レーザーカッター。全体の設計や、制御プログラム、半導体レーザーの駆動回路などを、オープンソースを利用せず独自に設計開発している。また、キットはなく完成品だけの販売で10万円程度と手ごろな価格ながら、レーザー光を防ぐ特殊保護パネル(のぞき窓)が付いたアルミ製の外装ボディ、金属製レーザーヘッド、加工開始位置が分かるポインター、加工エリアのハニカムテーブル、加工時に出る煙を排気するファンとダクトアダプタなど、充実した機能を標準装備していることが特徴だ。

加工台にはハニカムテーブルを採用している。画像中央上に見える黒いものは排気ファン。 加工台にはハニカムテーブルを採用している。画像中央上に見える黒いものは排気ファン。

レーザー出力1.6Wの基本モデル(8万9800円、税別)を販売していたが、このほど3Wモデルを追加した。3Wモデルの追加に合わせ、1.6Wモデルを含めて機構デザインを変更したType-Fとなっている。出力以外の従来モデル(Type-E以前)との違いは、機構デザインの他、加工エリアの拡大、排気性能の向上、駆動系の改善と静音性向上などとしている。

制御ソフトウェア「Podea」(右ウインドウ)は、「CorelDRAW」や「Adobe Illustrator」からのデータ転送機能を備える。 制御ソフトウェア「Podea」(右ウインドウ)は、「CorelDRAW」や「Adobe Illustrator」からのデータ転送機能を備える。

Podea-01(Type-F)の主な仕様は、外形サイズ490×381×152mm、重さ6kg、電源はAC100~240V、最大消費電力40W(3Wモデル。1.6Wモデルは24W)、精度/分解能1000dpi、レーザー寿命は5000~1万時間。制御ソフトウェア「Podea」はWindows XP/Vista/7/8/8.1/10に対応、パソコンとPodea-01とをUSBケーブルでつないで使用する。対応フォーマットは、ai/eps/ps/svg/bmp/jpg/png/plt。厚さ2.5mm程度のMDFの切断が可能(3Wモデル)。

なおPodeaは現在、レーザー出力6Wモデルの開発を進めており、順調にいけば6月中旬以降にリリース予定としている。

シナベニアを使った作例。レーザーカッター作業後に曲げ加工したもの。 シナベニアを使った作例。レーザーカッター作業後に曲げ加工したもの。

※記事中に使用した画像の出典は全てPodea。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る