3Dプリンタ専用の材料ライセンシングサービス「M-LS」
2016/06/24 08:00
快速成形秋葉原(RMAKB)は、3Dプリンタビジネス関連のプロデュースを行うスマメと連携し、3Dプリンタ専用の材料ライセンシングサービス「M-LS」を開始した。
M-LSは、RMAKBが開発した特殊材料(3D-1M)と3DプリンタMiiCraft100を組み合わせた月額利用サービスだ。1カ月から利用できる。
3D-1Mは生体適合性水溶性エポキシ樹脂で、薬事許認可を取得すれば、医療分野等での応用が可能となる。同社は、高い曲げ弾性率と剛性を必要とする歯列矯正装置や環境ホルモンの心配をしなくてもよい新生児医療用装置などへの応用を想定している。
MiiCraft100Xは、DLP方式デスクトップ型3Dプリンタだ。光源は365nm UV LED、最大造形サイズ102×57.5×120mm、筐体サイズ430×430×590mm、重量45kgだ。
サービスの構成には3D-1M 500g、MiiCraft100X 1式(造形に必要な備品等含む)に、機械保守が含まれる。保守や操作説明もサービス内に含まれているため、故障を気にせず研究開発等に集中でき、また自社で設備を持つことなく光造形環境を用意できるとしている。
また、現在提供する自社開発材料は3D-1Mのみだが、今後超高耐熱樹脂やゴムライク樹脂の追加を検討中とのことだ。
料金は1カ月30万円(税別)。素材は5万円/kgで追加購入できる。なお、利用初月に運送据付費、初期材料費、操作説明費として別途30万円が必要だ。