新しいものづくりがわかるメディア

RSS


Wi-Fi搭載のIoT向けLinuxコンピュータ「Omega2」

Wi-Fi搭載のIoT向けLinuxコンピュータ「Omega2」がKickstarterに登場した。同製品の開発元は、以前fabcrossで紹介した「Onion Omega」を開発した米Onionだ。

photo

Omega2はRaspberry Piの1/4以下、Arduino Unoの1/3以下の大きさだ。その小さなチップに、580MHzのCPU、64MBのメモリ、16MBのストレージを備えている。

一方、上位モデルである「Omega2 Plus」は128MBのメモリと32MBのストレージに加え、MicroSDスロットを搭載。どちらのモデルもLinuxベースのため、Apacheを走らせることで、Linux Wi-Fiサーバーとして使用できる。

photo

Omega2には、電源供給と外部装置接続のためのベースボード「Dock」が用意されている。Dockには、USBコネクタとGPIOピン付きの「Expansion Dock」、USBコネクタのみの「Mini Dock」、GPIOピンとリチウイオン電池ポートのほかに充電回路が付いた「Power Dock」がある。

それらに加えて、Arduino用シールドの使用を可能にする「Arduino Dock R2」も用意されている。Arduino Dock R2を使えば、Omega2はArduino互換のLinuxマシンになるという。

photo

Omega2は2016年8月24日までクラウドファンディング中。7月25日時点では、目標額である1万5000ドル(約160万円)の約8倍となる約12万ドル(約1300万円)以上を集めている。

販売価格はOmega2が5ドル(約530円)で、Omega2 Plusが9ドル(約950円)だ。プラス15ドル(約1600円)で、いずれかのDockを追加できる。出荷は2016年11月の予定。送料については、クラウドファンディング終了後に決定するとしている。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る