「自動◯◯」をテーマに、ヤフーが全国5都市で学生向け開発イベント「Hack U 2016」を開催
2016/08/12 11:50
ヤフーは日本一の学生ITクリエイターを決めるイベント「Hack U 2016(ハックユー2016)」の開催を発表した。決められたテーマに従って開発したIoTデバイスやアプリなどの作品を審査する。
IT人材の育成が開催の狙い。経済産業省が発表した統計によると、2030年にはIT人材が59万人ほど不足するという。こうした中でヤフーは、大会を通じて参加する学生チームにITを使ったモノづくりの楽しさだけでなく、ヤフー社員からの実践的なアドバイス、学生同士の交流、審査員へのプレゼンや講評などを経験してもらいたいとしている。
Hack U 2016の流れとしては、全国の5都市(東京、名古屋、大阪、福岡、仙台)で予選大会を実施する。各予選の最優秀チームと、審査員が選んだ優秀チームが、2017年2月に開催する決勝大会「Hack Day 2017 学生部門」に進出する。
出場者は、同じ学校、同じ団体に所属する学生・生徒・児童(小学生以上)に限る。2~6人のチームで申し込み、予選大会までの約1カ月間 で作品を開発する。
予選大会の開発テーマは「自動◯◯ ~世の中のモノ・コトを自動化してみよう~」。自動運転技術への関心が集まる中、学生ならではの発想で自動化した作品が生まれることに期待して決めた開発テーマだという。
作品の審査項目は次の4つ。技術や組み合わせのオリジナリティがあるかどうかを問う「新規性」、利用する技術が高度かどうかを問う「技術性」。将来どの程度の波及効果を期待できるかといった「発展性」、アイデア、プレゼンテーションだけでなく実際に動くものがあることを前提とした「再現性」を審査する。
予選は、東京大会が9月10日に開催する。エントリー期限は8月20日まで。以後、名古屋大会が9月25日(エントリー期間は8月25日~9月5日)、仙台大会が10月16日(エントリー期間は9月16日~9月26日)、福岡大会は11月19日(エントリー期間は10月20日~10月31日)、大阪大会は12月18日(エントリー期間は11月18日~11月28日)の予定。公式サイトから無料でエントリー可能だ。