ビット・トレード・ワン、Raspberry Pi用センサ搭載拡張基板「PiCCASO」と「サーボモーター拡張モジュール」発売
2016/09/28 14:00
ビット・トレード・ワンは、PICマイコンと各種センサを搭載した拡張基板「PiCCASO」とRCサーボを滑らかに動かせる「サーボモーター拡張モジュール」の完成品と部品セットを発売する。CQ出版社発行の「トランジスタ技術11月号」との連動企画製品だ。
PiCCASOは、IoT実験基板「ApplePi」に続く第2弾。今回は自作用マイコンとして定評のあるPICマイコンと、16×2バックライト付液晶ディスプレイなどを搭載する拡張基板だ。測距センサと温度/湿度/気圧の複合センサを搭載するが、特に測距センサはRaspberry Piに直接接続できないアナログ出力タイプであり、PICマイコンとプログラミングでRaspberry Piの入出力を強化する手法が実験できる。特集記事では、測距センサに人が近づいたらスピーカーから発声する「音声案内機」や、ディスプレイ上にセンサ出力値や現在時刻を表示する例などを紹介する。
セットには他に1Wのパワーアンプ、スピーカー、半固定ボリュームなどが付属し、突起部を含めない外形寸法は92×55×40mmで、重量は約110g。Raspberry Pi 2 Model BとRaspberry Pi 3 Model Bに対応する。
サーボモーター拡張モジュールは、高分解なPWM制御をPICマイコンで行うことで、Raspberry Piを使ってRCサーボを滑らかに作動させられるサーボモーター制御基板だ。特集記事では、カメラモジュールを搭載してスマートフォンでパン/チルトなど遠隔操作ができる「ロボットカメラ」の作例を紹介する。
突起部を含めない外形寸法は55×58×15mm、重量は約18g。Raspberry Pi 2 Model BとRaspberry Pi 3 Model Bに対応する。セットにはサーボや接続ケーブルなどは付属していないので、別途購入が必要だ。