ArduinoシールドをPythonで使える——Arduinoライクなマイコン「Pyduino」
2016/10/14 09:30
Arduino Unoとピン互換があり、MicroPythonでプログラミングできるマイコン「Pyduino」がKickstarterにて出資を募っている。
Pyduinoは、ArduinoライクなMicroPythonボードで、ほとんどのArduinoのシールドを接続でき、Pythonでプログラミングできることが特徴だ。入出力はArduinoのピンと同じラベルで指定できるので、Arduino用に別の言語で書かれたプログラムからの書き換えも容易だ。
入出力インターフェースはPWM×13、アナログ入力×12、シリアルポート×3、CAN-bus ×2、I2C×2などにアサインでき、ストレージはmicroSDカード、PC接続にはminiUSBを使う。
また、MicroPythonを使うメリットに、豊富なPythonのライブラリが利用できることがある。例えばAdafruitのモータシールドを接続し、Pythonのモジュールをインポートすれば、簡単にDCモータを駆動するプログラムが書ける。
開発者によると、子どもがPythonのチュートリアルを簡単に進めるところを目の当たりにし、「ArduinoシールドをCではなくPythonで使えれば」と思いついたのがきっかけだという。
本体価格は45ドル(約4660円)。Kickstarterでは早期割引価格として、35ドル(約3630円)で購入できるプランなどを提供中だ。付属品として2GBのSDカードが付属する。
プロジェクトは11月16日までクラウドファンディング中だ。目標額4500ドル(約46万6000円)に対し、10月13日の時点で1600ドル(約16万6000円)が集まっている。プロジェクトが順調に消化された場合、早期割引版の出荷は2017年1月、通常版は同2月を予定している。