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簡単低コスト——中堅/中小製造業向け「スマートものづくり応援ツール」公開

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ロボット革命イニシアティブ協議会(RRI)は、中堅/中小製造業におけるIoTの導入/利用促進支援のため、全国から募集した利用しやすい106のIoTツールを「スマートものづくり応援ツール」として取りまとめた。

RRIは2016年7月27日から8月26日までの間、経済産業省の支援のもと、中堅/中小製造業が簡単に安く使えるIoTツールを募集。応募されたツールの中から、中小製造業経営者らを中心とする審査委員会を踏まえ、生産現場の課題を解決するツール、工場や企業外と情報をやり取りするときの課題を解決するツール、人材育成で活用できるツールなど、106件のIoTツールを選別した。

選定されたIoTツールの中から抜粋して紹介する。

Sassorの「Energy Literacy Platform」は、飲食店や小売業、オフィス向けの電力管理システム。消費電力量をリアルタイムに可視化することで、無駄な電力消費を洗い出して業務改善を支援する。分電盤にセンサを取り付けるだけで計測できるため、工事による手間はかからない。

スカイディスクの「Sky Logger」は、さまざまな用途で利用可能なセンサデバイス。温度や加速度、圧電、磁気、音、GPSなど14種類のセンサから3つを選んで取り付けられるため、目的に応じたデータを収集できる。工場内の機器に取り付ければ、故障の早期検知にも使える。

ビズライト・テクノロジーの「IoTゲートウェイ BHシリーズ」は、小型軽量なボード型コンピュータ。センサデータやログの収集はもとより、組込機器や産業用PCにも応用できる。UPS(無停電電源装置)を搭載しているため、電源を頻繁にオンオフするような工場内でもシャットダウンすることなくログを収集し続けられる。

FaBoのラピッドプロトタイピングツール「FaBo」は、LEDやボタン、ブザー、各種センサなどをマイコンと連携させるための製品群。コネクタに取り付けるだけでLEDやセンサといった機能を追加できるため、電子回路の知識がなくても試作機などの開発が可能となる。IoT向け機器などのアイデアを具現化するときに役立つ。

今回選定された106件の情報は、7つのユースケース毎に分類され、イベント募集結果のWebサイトに掲載されている。

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