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タグとアプリで見守りネットワークを作る「biblle」がMakuakeに登場

スマホアプリとタグを組み合わせ、高齢者や子供などの見守りネットワーク作りや、失くしもの防止にも利用できる「biblle(ビブル)」がMakuakeに登場した。

biblleは、タグ(biblle端末)を持っている人が30m程度以上離れるとスマホの専用アプリに通知を送る機能を備え、子供や高齢者の迷子防止に利用できる。最後にはぐれた場所の位置情報がスマホに残り、近くに来るとタグのブザーを鳴らし、音を聞きながら探せる。

また、迷子になった子供などがタグのボタンを押せば、通常より遠く(約50〜70m)まで緊急信号を飛ばすことができ、近くにいるときにはタグから携帯電話を鳴らせる。

さらに、タグの位置情報は、専用アプリを持っている他の人が近くに来るとそれに反応して最新の位置情報に更新されるため、見守りネットワークを使った捜索が可能になる。

こうした機能は、もの探しにも利用できる。財布などの持ち物にタグを入れておけば、近くならアプリからタグのブザーを鳴らして探せる。また、30m以上離れるとアプリに通知が送られる機能は、置き忘れ防止に利用できる。 

biblleのタグは22mm×60mm、重さ9gと小型軽量で、電力消費も低く抑えているという。アプリはiOS 9以上、Android4.3以上に対応し、いずれもBluetoothの利用が必要となる。

biblleは、ベンチャーのジョージ・アンド・ショーン合同会社が取り組んできている事業だ。今回のMakuakeプロジェクトは、biblleタグの開発資金調達を目的とし、一般販売に先立ちMakuake限定デザインのタグを割引価格で提供している。

タグ1個が20%割引の3400円(税込)コースのほか、好きな写真でオリジナルプレートが作れるコースなども用意している。

Makuakeプロジェクトは11月29日までで、製品は12月上旬に開発完了、量産開始の予定。12月中旬にはMakuake限定製品とともに通常商品も出荷開始予定だ。Makuakeでのオリジナルプレート製品については、2017年2月下旬に出荷予定となっている。またアプリは無償で提供され、11月初旬に公開予定だ。

なおbiblleは、東京の明治神宮外苑で開催される「TOKYO DESIGN WEEK 2016」に11月2日から7日まで出展予定だ。

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