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これでフィラメント切れも大丈夫——3Dプリンタフィラメントセンサ「SENTINEL」

FFF方式3Dプリンタ向けにフィラメント切れを検知するセンサユニット「SENTINEL」がKickstarterに登場した。

SENTINELは、単三電池ほどの黒アルマイト処理したアルミニウム製ボディに、光センサを搭載したプリント基板を内蔵するユニットだ。FFF(熱溶融積層)方式3Dプリンタ向けの径1.75mmのフィラメントに対応し、フィラメントリールの近くに取り付け、ホントエンドに供給するフィラメントを検出部に通して使用する。内蔵する光センサがフィラメント切れを検出すると、LEDインジケータが点灯するとともに、信号出力することができるという仕組みだ。

また、クリーニング機能付きなので、フィラメントに付着したホコリによるホットエンドの詰まりも防げるとしている。

SENTINELを3Dプリンタに接続し、フィラメント切れ時に自動停止させるなどの処理をさせるためには、3Dプリンタの本体基板のデジタル入力にSENTINELの出力ケーブルを接続し、3Dプリンタのファームウェアを変更する必要がある。

オープンソースソフトウェアを使うFFF方式3Dプリンタで、ファームウェアをできれば、長時間印刷中のフィラメント切れに速やかに対応できるような処理を追加するも可能だ。開発元は、情報が公開されているオープンソース3Dプリンタであれば設定などもサポートする予定としている。 

取り付けはネジ2本だけと容易で、3Dプリンタメーカが自社製品のアップグレードとして利用することもできるだろう。デイジーチェーン接続が可能で、マルチフィラメントにも対応する。

SENTINELは12月25日までクラウドファンディングを実施中。11月30日時点で、目標額5000カナダドル(約42万円)に対して約3300カナダドル(約27万7000円)以上を集めている。

販売予定価格は45カナダドル(約3780円)で、今なら早期割引適用価格の35カナダドル(約2940円)で入手できる。出荷は2017年2月を予定しており、送料15カナダドル(約1260円)で日本への出荷にも対応する。

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