exiiiが社長交代、近藤氏から山浦氏に
2016/12/02 16:30
低コストでスタイリッシュな筋電義手を開発してきたexiiiの代表取締役が交代した。近藤玄大氏（写真中央）が代表を退き、後任として山浦博志氏（写真左）が就任する。近藤氏は、同社パートナーのNPO法人Mission ARM Japanに移って義手の開発と普及を進める。山浦氏は、義手の開発で得た技術を生かし、新しいプロダクトの開発に取り組むという。
exiiiは、低コストでデザインに優れた筋電義手の開発を目指し、近藤氏を代表取締役として2014年10月に設立。最新モデルの「HACKberry」をオープンソース化し、Githubで3Dパーツのデザインファイルと、電子回路基板のデータなどを公開している。
今回、近藤氏は代表を退き、NPO法人Mission ARM Japanで引き続き義手の開発と普及に取り組む。exiiiは同法人に対し、義手のデータ・コミュニティをライセンシングし活動を支援する。オープンソースハードウェアHACKberryの取り組みは同法人が運営し、これまで以上に取り組みを拡大するという。
後任となる山浦氏は、exiii設立メンバーとして義手の開発に取り組んできた。今後は、新プロダクトとしてVR向けのウェアラブルデバイスの開発に取り組むという。1月に詳細を発表する予定だ。
今後、義手に関する問い合わせ先は、info@mission-arm.jpとなる。exiiiに関する問い合わせ先は、info@exiii.jpだ。
