ウェアラブル端末やIoT機器の開発に——各種センサとマイクを集積搭載した小型センサモジュール「SensorTile」
2016/12/14 16:00
STマイクロエレクトロニクスは、加速度/ジャイロ/地磁気/圧力のMEMSセンサとMEMSマイクロフォンを搭載した小型センサモジュール「SensorTile」を発表した。
SensorTileは、13.5×13.5mmの小型基板上に、加速度/ジャイロ/地磁気/圧力のMEMSセンサとMEMSマイクロフォンを搭載するモジュールだ。低消費電力マイクロコントローラSTM32L4を採用し、Bluetooth Low-Energyに対応したBlueNRGネットワークプロセッサを搭載している。
センサフュージョンハブやファームウェア開発用プラットフォームとして利用できるよう、種々のシステムインターフェースも備えており、ホスト側ボードに簡単に接続できる。スマートフォン用アプリ「BlueMS」が用意されており、電源ON後ただちに慣性データなどの各種センシングデータや音声データなどをストリーミング開始できるターンキーデバイスとしての導入が可能だ。
SensorTile開発キット(STEVAL-STLKT01V1)として提供され、SensorTileモジュール、SensorTileが単独またはハブ・モードで接続可能なクレードルボード、Li-Ionバッテリパック、プラスチックケースなどが同梱される。このクレードルボードには、温湿度センサ、microSDソケット、バッテリチャージャも搭載されている。
それに加えて、アナログオーディオ出力、Micro-USBコネクタ、Arduinoライクなインタフェースを装備した拡張クレードルボードも用意されており、同社の「STM32 Nucleo」開発ボードに接続し、容易に開発を拡張することができる。
価格は約89.00ドル(約1万300円)で、STマイクロの販売代理店などから購入できる。なお、技適については確認が必要だ。