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プリント基板と電子回路が同時に造形できる——マルチマテリアル対応インクジェット3Dプリンタ「NexD1」

インクジェット方式3Dプリンタ「NexD1」が、Kickstarterにてクラウドファンディングにより出資を募っている。

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NexD1(ネクストワンと発音)の最大の特徴は、6種類のカートリッジをセットし、同時に印刷できることだ。マルチマテリアルに対応しており、顔料を含むカラーカートリッジを使ったフルカラー印刷や、導電性ナノマテリアルを含む特殊樹脂カートリッジを使えば、プリント基板と電子回路を同時に印刷することができる。耐熱性のある導電性マテリアルを使った回路は、はんだ付けも可能だ。

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インクジェット方式で必要となるサポート材についても、無毒性の水溶性UVレジンを用意しており、特殊な溶剤などを使うことなく、印刷後に水道水で洗浄するだけでよい。

NexD1には、独自開発した5μm×200個の噴射ノズルを備える6角形のプリントヘッドが搭載されている。各カートリッジに接続されたプリントヘッドから噴射されたレジンは、一層ごとにUVレーザーによって硬化する。この独自技術「Digijet」システムにより、XYZ軸ともに10μmの最小積層ピッチを実現し、短時間での硬化/プリントを達成したとしている。また、ヘッドには詰まり防止のためのセルフクリーニング機能も備えている。

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本体前面には10インチのタッチスクリーンを搭載し、現在のワークフロー確認やデザインの変更などが可能だ。Wi-Fi接続に対応しており、スマートフォンアプリとの連動も可能。アラートによる進捗状況の受信や、3Dプリントのリモート実行もできる。

本体サイズは420×420×420mmで、最大造形サイズは203.2×203.2×203.2mmだ。使用できるカートリッジは、ハードタイプ/導電性/ソフトタイプ/カラー/無色/サポート材などがある。

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本体とハード/ソフト/サポートのカートリッジが付属するセットが、Kickstarterでは27%オフとなる3758ユーロ(約46万2000円)で購入できるプランなどを提供する。4色のカラーカートリッジセットや導電性樹脂カートリッジセットは各140ユーロ(約1万7200円)となっている。

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プロジェクトは2017年1月27日までクラウドファンディング中。目標額20万ユーロ(約2460万円)に対し、12月22日時点で倍以上となる47万ユーロ(約5780万円)以上を集めている。

プロジェクトが順調に消化された場合、早期割引版の出荷は2017年9月、通常版の出荷は2017年10~11月を予定している。

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