ArduinoをRaspberry Piで使いこなす——Raspberry Piに搭載できるArduino互換ボード「πduino(パイデュイーノ)」
2017/01/13 10:00
CQ出版社は、「トランジスタ技術2017年2月号」にて、Raspberry Piに搭載できるArduino互換ボード「πduino(パイデュイーノ)」の基板と関連記事を掲載する。定価は926円(税別)だ。
トランジスタ技術では、これまでもD-Aコンバータ/センサ搭載拡張基板「Apple Pi」、PICマイコン/センサ搭載拡張基板「PiCCASO」、アナログ音声入力基板「Pumpkin Pi」など、Raspberry Piを活用する拡張基板を紹介している。
2017年2月号では、Arduino互換ボードπduinoを紹介し、そのプリント基板を付録として用意する。πduinoは、Raspberry Pi 1/2/3に重ねて固定することができ、フラットケーブルで接続する。Arduino UNO互換をうたっており、Raspberry Piに搭載した状態で、Arduino用シールドを載せることもできるとしている。
記事では、Raspberry PiのRaspbian OS上にArduinoの開発環境Arduino IDEを導入する手順を示し、PythonやSketchによるプログラミング例なども紹介する。この組み合わせにより、Raspberry Piが備えていないアナログ入力や高いリアルタイム性を求められる処理をArduino側で実行し、画面表示やネットワーク接続などはRaspberry Pi側で組むような活用が可能だ。例として、16k~100kHzの超音波が聴ける「こうもりヘッドホン」や、πduinoの低消費電力特性を活かした監視カメラなどの製作を紹介している。
πduinoに必要な部品はネット通販や実店舗でも購入可能だ。KSYのRaspberry Pi Shopのサイトでは、「πduino for 3/2/1/Zero 部品セット」が4590円(税込)、「πduino for 3/2/1/Zero 組立済みキット」が6480円(税込)となっている。