お気に入りのフィギュアをスキャンしてVR化できる——3Dスキャナ「ポンタスキャナデスクトップ」
2017/01/31 16:30
VRに対応した3Dスキャナ「ポンタスキャナデスクトップ」がCAMPFIREに登場した。
ポンタスキャナデスクトップは、5mW赤色ラインレーザとフルHDカメラを使用したターンテーブル式の3Dスキャナだ。フィギュアなどを高精度で3Dスキャンし、データをVRなどに最適化しエクスポートして利用できる。動きの付け方などを解説する簡単な操作マニュアルも付属する。
また、KinectV2とプラグインを使って、リアルタイムでモーションキャプチャによって動かすこともできる。
開発元は、3Dスキャナの性能を向上させる「ポンタスキャナプログラム」の経験をもとに、オリジナルの画像解析アルゴリズムによって業務用3Dスキャナにも引けを取らない表現力を見せている。出力ファイルの形式は、OBJとSTLをサポートする。
ポンタスキャナデスクトップを動かすために必要なPCスペックは、OSはWindows7以降、CPUはCore i5-1.5GHz以上、4GBメモリ、バスパワーUSB2.0ポート×2(USBHubの使用も可能)となっている。
スキャン可能な大きさは、高さ30cm×幅20cm程度までだ。分解能は高さを30cm程度に設定すると約150ミクロン、高さ15cmで約75ミクロン、高さ8cmで約40ミクロン程度となる。これは使用するLogicool製フルHDカメラC615の2000ピクセル程度の解像度によるもので、将来的には800万画素程度の交換用カメラを設定し、解像度を倍増する予定もあるとしている。また、本体部品のSTLデータも添付予定だという。
ポンタスキャナデスクトップはスキャナ本体、ターンテーブル、三脚、キャリブレーションテーブルを含むフルセットが4万5000円となっている。
目標金額は100万円で、集まった資金は3Dプリンタや電子部品などの購入費用、組み立てのアルバイトの依頼費用などに充てるとしている。発送は2017年4月以降、先着順に1つずつ作成して発送するとのことだ。