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お弁当を真空引きして鮮度を保つ——スマート弁当箱「tanQ」

スマート弁当箱「tanQ」がMakuakeにてクラウドファンディング中だ。

tanQのフタにはセンサと小型ポンプが内蔵されており、水平な状態でフタを閉めると自動的に内部の空気を抜く仕組みになっている。フタを閉じる時に発生する微小な気圧変化をセンサが検知することで、ポンプが作動し弁当箱の中の空気を排出する。10~20秒後には、箱内部の気圧が大気圧より低い負圧状態となり、高い密封性を保持できる。

また、時間経過によって内圧が基準値より上回った場合、ポンプが作動して空気を再度抜き、負圧状態を維持する機構も備えている。負圧が保たれているので、横倒しになっても汁漏れしない。負圧状態を解除するには、弁当箱を水平状態で180度回せばよく、スマホアプリからも解除可能だ。

内蔵センサは弁当箱内部の気圧だけでなく、気温などの各データを探知し、収集する。スマホアプリと連動し、収集データに基づいて食材の鮮度/食感、最適な食用時間などを算出し、コンディション情報としてアプリで表示するという。スマホアプリとの接続にはBluetoothを使用、アプリによるカロリー計算や、毎日の摂取カロリー記録による食生活管理にも対応する。

金属部品を使用しているため、電子レンジの利用は不可。長時間水に浸すこともできないが、水洗いは可能だ。サイズは120×120×77mm、重さは425g、弁当箱容量は650ml。気密性は≦13Pa/min、真空度は20kPa程度となっている。

価格は8990円で、USBケーブルと充電器が付属する。Makuakeでは早割価格として同セットを6990円(いずれも税込)で購入できるプランなどを提供中だ。

tanQは4月28日までMakuakeにてクラウドファンディング中で、目標金額は100万円。プロジェクトが順調に消化された場合、出荷は2017年7月を予定している。

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