独SIEMENSの産業用IoTゲートウェイ、Arduinoストアでも販売開始
2017/03/23 10:30
独Siemensの産業用IoTゲートウェイ「SIMATIC IOT2020」と「SIMATIC IOT2040」を独占販売するアールエスコンポーネンツは、Arduinoを両製品の公式グローバルリセラーとして指定したことを明らかにした。アールエスコンポーネンツが運営する「RSオンライン」のほか、「Arduinoストア」でも購入できるようになる。
電子工作などによく使われるArduino製品だが、最近になって産業用IoT分野での利用も増えているという。さらにアールエスコンポーネンツには企業の顧客が多いのに対して、Arduinoの顧客には学生やスタートアップ企業で設計に携わるエンジニアが多い。販売面において、顧客層が被らずに補完できそうなことも公式グローバルリセラーとして指定した理由だとしている。
SIMATIC IOT2020とSIMATIC IOT2040は、イーサネット、USB、microSDなどのインタフェースを備えるIoTゲートウェイ。JavaやC++、JSONなどでのプログラミングに対応し、オンボード・インタフェース、Arduinoシールド、オンボードPCIeポートによる拡張も可能。CEやULなどの規格認定も取得している。
価格はSIMATIC IOT2020が9999円(税別)で、SIMATIC IOT2040が2万7399円(税別)。比較的安価に入手できることから、教育機関や学生、スタートアップ企業などでの利用を想定している。