新しいものづくりがわかるメディア

RSS


3つのボードで構成するモジュール式シンセサイザシステム「Mescaline」

ユーロラック規格対応のモジュール式シンセサイザシステム「Mescaline」がIndiegogoで人気を集めている。3月27日時点で、既に目標額2万ドル(約220万円)を大きく上回る10万ドル(約1100万円)以上を獲得した。

Mescalineは、10音ポリフォニックシンセサイザ「Channel」、シーケンサ2つを搭載した「Motion」、ドラム/ドローンシンセサイザ「Mental」というボード3種類で構成するモジュール式シンセサイザシステム。ボードは全てユーロラック規格に対応し、幅は44HP(約224mm)。ユーロラックシステムに個別に組み込んだり、全て一緒に組み込んだりできる。

Channelは、10個のアナログ矩形波オシレータを基に10個のキーで発振するタッチ式シンセサイザ。各キーはトリムポットでチューニングし、好みのインターバルやピッチに設定できる。マスタピッチコントローラ/コントロールボルデージ(CV)で全ての音を同時にチューニングすることも可能。また、Channelは、大きく無限に近いリバーブ(残響)を可能にするカスタムDSPを搭載している。

Motionは、CVシーケンサ8個とトリガシーケンサ8個を搭載している。特に、トリガシーケンサはオプトカプラを使ってMental内部のパーツをトリガし、電子音では簡単につくり出せないサウンド、テクスチャ、リズムを生み出す。

Mentalには、入力ポイントが17個あり、ビート音を出すドラムシンセサイザ、複数発振機能と回路内フィルタ機能を搭載したドローンシンセサイザ、入力音声信号をフィルタしてディストーションをかけるオーディオプロセッサといった多種多様な機能を搭載している。

Mescalineは2017年4月6日までクラウドファンディングを実施中。Mescalineのキャンペーン価格は、3つのボードを収納するフレーム付きで449ドル(約5万円)。出荷は2017年7月の予定で、日本への送料は50ドル(約5500円)だ。

ボードは個別購入もできる。価格は、Channelが249ドル(約2万8000円)、Motion、Mentalはそれぞれ199ドル(約2万2000円)だ。日本への送料は35ドル(約3900円)となっている。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る