42個のキーを備え持ち運びに便利——Arduino互換のキーパッド「42-Digit SPI Keypad Matrix」
2017/04/21 14:00
小型ながら42個のキーを備え持ち運びに便利なArduino用キーパッド「42-Digit SPI Keypad Matrix」が、Kickstarterでクラウドファンディング中だ。
42-Digit SPI Keypad Matrixは、アルファベット26文字(A~Z)、数字(0~9)、6つのコマンド(SPACE、#、SAVE、CLEAR、LOAD、ENTER)の入力が可能なデバイス。使い方は簡単だ。電源を繋ぎ、データ、クロック、CS信号線をArdunino UnoとSPI接続してサンプルプログラムを入れるだけでよい。ライブラリは一切必要ない
キーパッドには操作モードが2つあり、ボード上のジャンパーでモードを切り替える。操作モード「Program A」では、押したキーのデータを単純にArduinoに送る。アルファベットと数字を入力できるので、簡易キーボードとして使用可能だ。もう1つの操作モード「Program B」では4桁の暗証番号を設定してロックを行う。4桁の組み合わせは自由に設定でき、暗証番号はボードのEEPROMに保存される。
できることはこれだけだが、割り切って使う分にはシンプルで便利なデバイスだろう。
42-Digit SPI Keypad Matrixは2017年5月19日までクラウドファンディングを実施。4月21日時点で、既に目標額800カナダドル(約6万5000円)を上回る約910カナダドル(約7万4000円)を集めている。
42-Digit SPI Keypad Matrixの価格は、自分で組み立てるDIYキットが25カナダドル(約2000円)で、完成品は29カナダドル(約2400円)。出荷は2017年5月の予定で、日本への送料は8カナダドル(約650円)だ。