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10km先でも検知可能——LoRa+GPS搭載の見守りデバイス「みまもーら」、ペット向けに事業を拡大

みまもーらは、認知症高齢者向けのLoRa+GPS搭載見守りデバイス「みまもーら」を、ペット向けに事業拡大することを発表した。

みまもーらは、チップ内蔵バンドを装着した高齢者の位置/行動を常時把握し、事故を未然に防ぐシステムだ。 バンドに内蔵された電波発信機の電波を、さまざまなポイントに配置された受信機が検知して場所を特定し、位置情報を送信する。

LoRaの採用により、最長10km先への電波配信が可能。バッテリーも約10年間無交換で使用でき、携帯性/電波強度/バッテリー寿命など他社製品の弱点を克服したとしている。

LoRaとはIoT機器向けの新通信規格LPWAの一種で、Wi-FiやBluetoothなど、既存の無線規格とは異なるGHz帯(サブGHz帯)を用いる。既存の無線規格と比べて長距離で利用でき、電力消費も少ないという特徴がある。 2017年2月には、SORACOMがLoRaWANへの対応を発表している。

開発は2月8日に完了しており、日経MJなど複数のメディアでも取り上げられている。サービス開始は今夏を予定しており、初期費用は4800円、月額費用は1500円の予定だ。

今後はパートナー企業と共に各事業領域において、市場調査や実証実験などを進める。 将来的には高齢者見守りを窓口に、子供、ペットなどあらゆるモノの見守り領域から得られるデータ解析による、トータル・ライフケア・プラットフォームを目指すとしている。

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