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「SORACOM」が「LoRaWAN」に対応、共有ゲートウェイ提供サービスも開始

ソラコムが提供するIoT 通信プラットフォーム「SORACOM」が、LPWA(Low Power Wide Area)の通信方式である「LoRaWAN」に対応し、IoT向けデータ通信「SORACOM Air」で、従来の「セルラー (3G/LTE)」に加えて「LoRaWAN」を選択できるようになった。

LoRaWANは、データ転送速度は高くないものの省電力で広域をカバーできるため、IoTやM2M向けの通信方法として注目されている。同社では2016年7月からLoRaWANの実証実験キットを販売してきた。

LoRaWANに対応する「SORACOM Air for LoRaWAN」は、SORACOMが提供するデータ転送支援サービス「SORACOM Beam」クラウド連携サービス「SORACOM Funnel」、またデータ収集/蓄積サービス「SORACOM Harvest」に対応する。

photo ゲートウェイ「AL-020」
photo LoRa Arduino 開発シールド「AL-050」

SORACOM対応のLoRaゲートウェイとLoRaデバイスは、SORACOMのコンソールから購入できる。現在エイビットのゲートウェイ「AL-020」が6万9800円、エイビットのLoRa Arduino 開発シールド「AL-050」が7980円でラインアップされている。今ならAL-050を1台4980円で入手できる数量限定の初期キャンペーン実施中だ。

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利用料金は、ゲートウェイを所有する場合で1台あたり月額3万9800円(2台目以降、月額2万9800円)。ゲートウェイのセルラー通信料と一定回数分のSORACOMアプリケーションサービス利用料を含む。

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また、ソラコムでは少数のLoRaデバイスで試作や検証をスタートしたい企業や個人開発者向けに、同社が所有するLoRaゲートウェイを共有利用する「共有サービスモデル」を開始した。こちらは、初期費用が登録料として1台あたり2万4800円、月額利用料が1台あたり9980円で済む。

共有ゲートウェイの設置スポットは、ソラコムサイト内の「SORACOM LoRa Space」で公開する。サービス開始時に全国の数カ所に共有ゲートウェイを設置するが、今後利用可能なエリアは拡充するとしている。

photo 共有サービスを利用した場合のコスト試算の例

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