オリジナルマインド、卓上折り曲げ機の新モデル「MAGEMAGE」を発表
2017/05/08 12:00
小型工作機器開発などを手掛けるオリジマルマインドは、卓上折り曲げ機の新モデル「MAGEMAGE(マゲマゲ)」を発表した。
MAGEMAGEは、同社のBender Black 30の後継機として開発された卓上折り曲げ機だ。トグル構造の採用により、電源を使わなくても材料に刃を当ててレバーを押すだけで、楽に厚い板などを折り曲げることができる。また、卓上折り曲げ機としては広域の300mmの曲げ幅を持つ。
カーリング曲げから曲げ競合の回避まで対応しているので、設計の際に折り曲げ機の加工内容による制約が少ない。上からレバーで押す構造により、クランプで固定しなくても安定した曲げ作業が可能だ。作品が本体から取り出せなくなっても、上型全体を簡単に取り外して対応できる。
調整部をシャフト上部に移動したことで、折り曲げ角度の調整などが従来品と比べてより簡単にできるようになった。また、全体的に剛性を向上させたことによって、部品の歪みによって逃げていた力を大幅に減らすことに成功した。
加工可能な材料はアルミやトタン、銅板、鉄板、ステンレスなどで、本体重量は約8kg。発売は2017年夏の予定で、価格は現在検討中だが10万円以下になる見込みだ。