DJI、ジェスチャーで操作可能な300gの小型ドローン「Spark」を発表
2017/05/29 16:45
DJIは、個人向けの小型ドローン「Spark」を発表した。ジェスチャーだけで制御できる機能や4パターンの自動飛行モードなど、簡単に利用できる機能を搭載している。
Sparkのサイズは143×143×55 mmで重量は300gと同社の中では最も小型だ。2軸のジンバルを搭載し、有効画素数1200万画素の1/2.3インチCMOSセンサーを採用し1080/30pまでの動画撮影が可能だ。
スマートフォンや送信機を使わずにジェスチャーで操作する事が可能で、顔認識機能とジェスチャー制御を使い、あらかじめ顔認識したユーザーによる任意のジェスチャーや手の動きを感知して上下左右の移動や静止画の撮影ができる。
スマートフォン用アプリと専用の送信機による操作も可能で、送信機を使った飛行では、時速50kmでの飛行と半径2kmまでの移動に対応。一度の充電で16分の飛行が可能だ。
専用のスマートフォンアプリでは、ハリウッドの映像技術者と共同で開発した4つの撮影パターンが用意されており、高度な操作技術が無くてもプロのような撮影が可能になるとしている。
また、開発者向けにソフトウェア開発キット(SDK)も提供される。 SDKではスマートフォン用アプリの開発やセンサーデータの通信、超音波による距離測定やドローンの周辺にある物体の認識に関連するアプリケーション開発が可能だ。
Sparkは直販サイトで予約を受け付けており、6月中旬から発送する。一般発売は6月15日。 価格は本体のみが6万5800円(税込)、送信機やプロペラガード、予備バッテリー、バッテリー充電ハブなどのアクセサリー一式が同梱されたセットは9万1800円(税込)となっている。
なお、Sparkの国内での使用にあたっては航空法のルールが適用されるため、航空機の飛行に影響を及ぼすおそれのある空域や、人口密集地など落下した場合に歩行者に危害を及ぼす可能性の高い空域での飛行には、あらかじめ国土交通大臣の許可を受け取る必要がある。