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超小型で重さ40g——x86系クアッドコアCPU搭載シングルボードコンピューター「UP Core」

x86アーキテクチャーを採用したシングルボードコンピューター「UP Core」がKickstarterに登場した。56.5×66mmと超小型で、重さはわずか40gだ。

UP Core

UP Coreは、Intel製1.44GHz(最大1.92GHz)クアッドコア64bit CPU「Atom x5-Z8350」を搭載したスタッカブルシングルボードコンピューター。Windows 10(フル)、Windows IoT Core、Linux、Android 6.0に対応しており、HDMIモニター、キーボード、マウス、電源を接続すればインターネットに接続可能なパーソナルコンピューターとしても利用できる。

UP Core

基板上に1GB/2GB/4GBのRAM、記憶媒体として16GB/32GB/64GBのeMMC、Intel HD Graphics 400、USB 2.0ピンヘッダー2基、USB 3.0ポート、HDMIポート、eDPポート、5.5mm/2.1mmの電源ジャックなどを実装する。

カメラインターフェースは、2M/8MピクセルカメラをサポートするMIPI-CSIに対応。無線通信機能は、Wi-Fi 802.11 b/g/nおよびBluetooth 4.2をサポートする。

UP Core

UP Coreの下面には100ピンのI/O高速拡張コネクターがあり、UART/SPI/USB/HSIC/PCI-Express/GPIO/Intel センサーハブ/SDIO/5V電源などのインターフェースを備える。このため、ユーザー自身が拡張ボードを開発して機能を拡張できる。

UP Core

UP Coreの下にスタックして使う拡張ボードとして「BRKH01」と「BRKL01」の2種類を用意している。BRKH01は、PCI-Express、GbLAN(ギガビットLAN)、USB3.0などの高速信号をサポート。BRKL01は、RS-232/422/484やI2C、I2S、GPIOなどの低速信号をサポートする。どちらもサイズはUP Coreと同じ56.5×66mmだ。

今後、BRKH01とBRKL01の回路図を公開する予定で、ユーザーが独自の拡張ボードを開発する際に活用できるようにするという。

UP Core Expansion  Board A Spec
UP Core Expansion Board B

UP Coreは、2017年7月1日までクラウドファンディングを実施。6月5日時点で、目標額1万ユーロ(約125万円)の3倍以上にあたる約3万1600ユーロ(約390万円)を集めている。

今なら1GB RAM/16GB eMMC版を69ユーロ(約8600円)、2GB RAM/32GB eMMC版を85ユーロ(約1万600円)の早期割引価格で入手できる。2017年8月の出荷を予定しており、日本への送料は26ユーロ(約3200円)だ。

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