人狼でAIが学べる——「人狼知能で学ぶAIプログラミング」発刊
2017/06/06 15:30
マイナビ出版は、「人狼知能で学ぶAIプログラミング」を発刊した。
本書では、AI同士で人狼ゲームを実行する「人狼知能」を通じ、AIプログラミングを学べる。人狼ゲームを戦うプレイヤープログラム(人狼知能エージェント)の作成をテーマに、機械学習や自然言語処理について学んだ上で、プログラミングにより実装する、という構成だ。
全7章構成。人狼ゲームの基本ルールや人狼知能についての解説(1章)を経て、2、3章では人狼知能エージェントの基礎知識とプログラミングについて学ぶ。また、4章以降では、機械学習(4章)と自然言語処理(6章)の入門的内容、およびそれぞれを活用した人狼知能エージェントについて学習する。
付録として、コマンドラインやツールの基本、Javaプログラミングの基礎やツールの活用、デバック手法などを収録。プログラミング初心者でも、人狼知能エージェントの作成が学べるように配慮されている。
人狼知能エージェント同士を戦わせる「人狼知能大会(プロトコル部門)」において、連覇中の最強エージェント(チーム饂飩)のアルゴリズム解説も掲載。高い人狼発見率を誇るプログラムの処理内容を知り、自分のエージェントに組み込むことも可能だ。
著者は、狩野芳伸/大槻恭士/園田亜斗夢/中田洋平/箕輪峻/鳥海不二夫氏。B5変型判416ページ、価格は3974円(税込)だ。