HP、業務用3Dプリンター「Jet Fusion 3D」をアジア太平洋地域で提供開始
2017/06/16 10:00
HPは、業務用3Dプリンター「Jet Fusion 3D」をアジア太平洋地域で提供開始すると発表した。
Jet Fusion 3Dは、2016年5月に発表された同社初の3Dプリンター。2Dプリント技術を活用した新技術「マルチジェットフュージョン」を採用し、同じ価格帯にある他社のFFF/SLS(熱溶融積層/選択的レーザー焼結)方式プリントソリューションに比べ、最大10倍のスピードと半分のコストで生産できるという。
北米とヨーロッパの一部地域では既に販売しており、今回は中国、日本、韓国、シンガポールおよびオーストラリアを皮切りにアジア太平洋地域に販売地域を拡大する。
また、販売店プログラム「Partner First 3D Printing Specialization」もアジア太平洋地域に展開拡大し、アジア圏内の会社10社以上と新規提携することも発表している。特に中国では、3DプリンティングサービスプロバイダのShining 3D ePrint TechおよびInfinite 3D Printingが、HPのパートナー会社として北京、上海、南京、広州、蘇州、青島などで3Dプリンティングソリューションを展開する。
さらに、HPは、顧客やパートナー会社とのつながりを深めるため「3Dプリンティングレファレンス体験センター(3D Printing Reference and Experience Center)」を東京、北京、上海、蘇州、杭州、青島、台北、シンガポールおよびメルボルンに新たに開設することも発表している。
HPは、2017年6月21日~6月23日開催「第28回設計・製造ソリューション展(DMS)」に出展。同社が提供する3Dプリンティングソリューションを展示する予定だ。